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Channel: 松岡正剛の千夜千冊
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津波てんでんこ

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東北学/忘れられた東北

     赤坂憲雄の東北学はディープである。軽々しいものがない。そう言ってまずければ、ラディカルで、かつきわめて丹念だ。...

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蝦夷

     オサマ・ビンラディンがアメリカ軍によって爆殺された。イスラマバード郊外の隠れ家が襲われたという。まだ何も詳細が伝わっていないけれど、これでアルカイダが壊滅するとは思えない。何人・何百人・何千人のビンラディンが密かに継承されていくだろう。...

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仙台学vol.11 東日本大震災

     連休中にやっと東北の被災地に行ってきた。三県の地図と新聞の切り抜きコピーの束と、吉村昭の文春文庫本『三陸海岸大津波』、平凡社ライブラリーに入った北山茂夫の『大伴家持』、川西英通の中公新書『東北』『続・東北』の4冊を持って、一人で行った。...

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征夷大将軍

     世界は、平時を有事が破り、有事が平時に組み込まれていくことによって多様な歴史をつくってきた。  平時が「常」で「ふだん」、有事が「非常」で「まさか」。平時が柔らかい「日常」だとすれば、有事が激しい「異常」であった。...

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平泉藤原氏

     平泉が、小笠原とともに世界遺産になるという。あとは認定発効を待つだけだ。よろこばしい。  目を覆うほどの、胸が詰まる3・11以降の数々の東北関連ニュースのなかで、この時期に平泉に一条の脚光が当たったことは、そこにもし蝦夷の歴史回復のプランが加わるのなら、きっと明日のためのビッグニュースになるはずである。とくに岩手県にとっては大きな復興エンジンのひとつになろう。...

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北上幻想

     このところ「母国」という言葉をときどき発してみている。かつて「母なる空海」という言葉を突如として思いついて以来、ぼくのなかではしばしば出入りしていた“母系カテゴリー”なのだが、それを「母国」というふうに切り出すようになったのは、3・11以降のことだ。...

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日本の深層

     梅原猛の母上は石巻の渡波(わたりは)の人である。石川千代という。父上の梅原半二は愛知の知多郡内海の出身だが、東北大学の工学部に学んで、そのときに石川千代と出会い、梅原猛を仙台で生んだ。...

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平泉・衣川と京・福原

   高志書院は「東北中世考古学叢書」や「奥羽史研究叢書」を刊行していて、出羽や陸奥の考察には欠かせない出版活動をしている。小さな版元だが、重要な仕事をしている。本書はその高志書院と衣川遺跡発掘の研究成果を発表したシンポジウムとが結びついた。...

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義経の東アジア

   この本の主旨は、義経が30歳ちょっとの生涯をおくった12世紀後半は、日本史上の稀にみる転換期であって、かつ東アジアでも重大な選択がおころうとしていた時期に当たっているのだから、そして秀衡・清盛・義経・頼朝の奥州藤原氏の時代もまたそうした動向の本質と似たところをもっていたのだから、義経を考えるにもつねに東アジアは欠かせないというものだ。...

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アーリア人

            別番 いよいよ今夜から「連環篇」に戻るんですね。久しぶり。 半東 『遊牧民から見た世界史』(1402夜)以来。 校長 うん、あの3・11以降、やっぱりこれは〈現在〉につながる本を書くべきだと思って「番外録」を走らせることにしたわけだから、約3カ月半ぶりの再開かな。 半東 でも校長の「千夜千冊」はいつも〈現在〉につながっているんじゃないんですか。とくに〈歴史的現在〉に。 校長...

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アーリア神話

   戦前までのヨーロッパでは、大陸の人種はもっぱら「アーリア人かセム人か」というふうに区分されていた。おおかたの諸君が知ってのとおり、ヒトラーはこのセム人に属するユダヤ人の撲滅を謳い、アーリア主義すなわちゲルマン主義を喧伝した。そして大量のユダヤ人が虐殺された。あれって、いったい何だったのか。ファシズム思想がもたらしたものなのか、たんなるヒトラーの狂気のせいなのか。...

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黄禍論とは何か

              そろそろユーラシアにおける遊牧民帝国の誕生に向かって千夜千冊したいのだが、ここでもう少し踏みとどまって、前夜の『アーリア問題』の余韻がまだ熱いうちに、20世紀初頭の黄禍論(イエローペリル)が世界にまきちらした問題について、簡略に案内しておきたい。...

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スキタイと匈奴 遊牧の文明

     シベリアの真ん中を大河イェニセイが南から北に流れている。その源流近くにトゥバという共和国がある。首都のクズルの街中には「アジアの中心」という碑が立っている。...

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大月氏

     14世紀の稀代の歴史哲学者で、のちのちに“アラビアのモンテスキュー”とも“イスラームのヘーゲル”とも褒めそやされ、ぼくはひょっとするとそれ以上の歴史哲学の持ち主だったと思っているイブン・ハルドゥーン(1399夜)は、大著『歴史序説』のなかで「バトウ」(田舎)と「ハダル」(都会)に分けて文明と歴史をみごとに分析してみせた。このことは今年1月24日の千夜千冊にも書いた。...

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融合する文明

     先だって東アジア・サマースクール「NARASIA未来塾」第1回で、42人の中国・韓国・日本の現役社会人を相手に「東アジアと日本の文化関係」について話してきた。話題はいろいろ持ち出してみたが、とりわけては漢字文化の意義や背景を熱く語るようにした。...

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王羲之◎六朝貴族の世界

     しばしば「六朝の書、唐の詩、宋の画」という。六朝が書の時代といわれるのは、六朝最初の東晋に書家の王羲之・王献之の親子やその書をとりかこむ文人たちが出現したからだ。親子は同時代に「二王」とよばれ、なかでも王羲之はその後ずっと「書聖」と称賛されてきた。...

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シルクロードの宗教

      何度か書いてきたことだが、ぼくは昭和38年(1963)入学の早稲田大学で、互いに関連がなさそうな3つのサークルに属した。早稲田大学新聞会、劇団素描座、そしてアジア学会である。...

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羅什

    【ノート01】かつてぼくは横超慧日・諏訪義純の共著による大蔵出版の『羅什』という本を読んだことがある。80年代の前半のこと、10年続いた工作舎を離れて4、5人で松岡正剛事務所を自立させたころだ。...

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仏教の東伝と受容

       本書は「新アジア仏教史」という全15巻シリーズの一冊だが、このシリーズはごく最近に完結したばかりである。この刊行完結をぼくはいささかの感慨をもって迎えた。...

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