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Channel: 松岡正剛の千夜千冊
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アーリア人

            別番 いよいよ今夜から「連環篇」に戻るんですね。久しぶり。 半東 『遊牧民から見た世界史』(1402夜)以来。 校長 うん、あの3・11以降、やっぱりこれは〈現在〉につながる本を書くべきだと思って「番外録」を走らせることにしたわけだから、約3カ月半ぶりの再開かな。 半東 でも校長の「千夜千冊」はいつも〈現在〉につながっているんじゃないんですか。とくに〈歴史的現在〉に。 校長...

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アーリア神話

   戦前までのヨーロッパでは、大陸の人種はもっぱら「アーリア人かセム人か」というふうに区分されていた。おおかたの諸君が知ってのとおり、ヒトラーはこのセム人に属するユダヤ人の撲滅を謳い、アーリア主義すなわちゲルマン主義を喧伝した。そして大量のユダヤ人が虐殺された。あれって、いったい何だったのか。ファシズム思想がもたらしたものなのか、たんなるヒトラーの狂気のせいなのか。...

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黄禍論とは何か

              そろそろユーラシアにおける遊牧民帝国の誕生に向かって千夜千冊したいのだが、ここでもう少し踏みとどまって、前夜の『アーリア問題』の余韻がまだ熱いうちに、20世紀初頭の黄禍論(イエローペリル)が世界にまきちらした問題について、簡略に案内しておきたい。...

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スキタイと匈奴 遊牧の文明

     シベリアの真ん中を大河イェニセイが南から北に流れている。その源流近くにトゥバという共和国がある。首都のクズルの街中には「アジアの中心」という碑が立っている。...

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大月氏

     14世紀の稀代の歴史哲学者で、のちのちに“アラビアのモンテスキュー”とも“イスラームのヘーゲル”とも褒めそやされ、ぼくはひょっとするとそれ以上の歴史哲学の持ち主だったと思っているイブン・ハルドゥーン(1399夜)は、大著『歴史序説』のなかで「バトウ」(田舎)と「ハダル」(都会)に分けて文明と歴史をみごとに分析してみせた。このことは今年1月24日の千夜千冊にも書いた。...

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融合する文明

     先だって東アジア・サマースクール「NARASIA未来塾」第1回で、42人の中国・韓国・日本の現役社会人を相手に「東アジアと日本の文化関係」について話してきた。話題はいろいろ持ち出してみたが、とりわけては漢字文化の意義や背景を熱く語るようにした。...

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王羲之◎六朝貴族の世界

     しばしば「六朝の書、唐の詩、宋の画」という。六朝が書の時代といわれるのは、六朝最初の東晋に書家の王羲之・王献之の親子やその書をとりかこむ文人たちが出現したからだ。親子は同時代に「二王」とよばれ、なかでも王羲之はその後ずっと「書聖」と称賛されてきた。...

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シルクロードの宗教

      何度か書いてきたことだが、ぼくは昭和38年(1963)入学の早稲田大学で、互いに関連がなさそうな3つのサークルに属した。早稲田大学新聞会、劇団素描座、そしてアジア学会である。...

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羅什

    【ノート01】かつてぼくは横超慧日・諏訪義純の共著による大蔵出版の『羅什』という本を読んだことがある。80年代の前半のこと、10年続いた工作舎を離れて4、5人で松岡正剛事務所を自立させたころだ。...

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仏教の東伝と受容

       本書は「新アジア仏教史」という全15巻シリーズの一冊だが、このシリーズはごく最近に完結したばかりである。この刊行完結をぼくはいささかの感慨をもって迎えた。...

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